2011/09/22
KnKがユニフォームを支援させていただいたスポーツ少年団の皆さんからお手紙が届きました。
藤原監督からのお手紙
この度は、私たち栗林ラビーバレーボールスポーツ少年団にユニフォームを作っていただきまして本当にありがとうございます。
3月11日の東日本大震災により、ユニフォームやバレー道具のほかに、家が全壊した団員が半数以上、家族が亡くなった団員も2名いました。1名はまだ母親が発見されておらず、少年団活動も休んでいる状態でした。
そんな時、子どもたちから「監督、早くバレーがしたい!」と言われ、すぐにでも何とかいつもの明るい子どもたちにもどり、バレーボールができないかと思い、釜石市内では、練習場所がないため県内の仲間に連絡を取り、盛岡や雫石等練習会の日程をとってもらいました。そんな時同じ被災地区の高田の小友バレーの鳥羽さんからの紹介で、今回このような本当に素晴らしいユニフォームを作っていただきました。本当にありがとうございました。被災した市民が避難所として使っていた学校の体育館から仮設住宅に移ったため8月20日から練習も少しずつ出来るようになりました。団員のほとんどが通学していた鵜住居小学校は被災し、今は5つの学校と、遠い仮設住宅からでの練習ですので難しいところはあります。それでも週3回は集まって「あまり無理せず、子どもたちの笑顔が一番の宝物だね」親と一緒になって話しながら活動しています。
また、9月に今年初めての大会で試合が出来ました。全敗でしたが、24チーム中一番楽しそうに笑顔でプレーしていました。本当に感謝・感謝でいっぱいです。そのときの写真を同封します。(まだ全員そろわないけど、一歩一歩少しずつですね!)
私たち栗林ラビーは今年で30周年を迎えます。キャッチフレーズは「心のバレー」です。バレーを通じて心を育てようと、「一生懸命が一番美しい」と親も一緒に団員となって活動しています。学校の清掃活動はもちろん根浜海水浴場や通学路の清掃活動、年末には募金活動等バレー以外でも地域に愛されるスポーツ少年団でありたいと思って全部親子で活動しています。今後ともこの精神を忘れず親子・地域でがんばっていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。
子どもたちからお礼のメッセージはこちら