国境なき子どもたち(KnK)は開発途上国のストリートチルドレンなど恵まれない青少年を支援するNGOです。東日本大震災発生以降は、岩手県における教育支援を開始しました。
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地域拠点の再建に向けて(大船渡市公民館視察)  

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2014/06/11
報告:KnK岩手事務所スタッフ 東 洋平
   

国境なき子どもたち(KnK)では大船渡市から要請を受け、2011年11月より東日本大震災で被災した地域公民館17ヵ所の修復・再建・移転新築の支援を行っております

   
小細浦公民館 菅原館長、JTI財団の皆さま、KnKスタッフ集合。
神棚に供えてある両サイドの被り物は、この地域に伝わる伝統芸能「権現様」に使う装束の頭(かしら)。

5月21日、大船渡市やこの事業をご支援くださっているThe JTI Foundation(JTI財団)の皆さまと、昨年完成した北笹崎公民館、小細浦公民館、そして現在建築中の泊公民館建設現場の3ヵ所を訪問いたしました。当日はあいにくの雨模様でしたが、それにも関わらず各地域で暖かく迎えてくださり、震災や公民館建設にまつわる話だけでなく、現在地域が抱える問題やそれに対する取り組みなど、さまざまな内容のお話をしてくださいました。

 
訪問中にお会いした皆さんが、地域の課題や公民館の重要さを熱心に語ってくださいました。

それまで各地域の中心として存在していた公民館が震災で流失し、建設されるまでは一同に集まる場所さえなく、これから地域が進む方向でさえ話し合うことができなかったと聞いています。震災で深刻なダメージを受けた大変な時期だからこそ、集まって今後どのようにすべきか、地域を立て直すためには何をすべきか話し合うことが必要であるにもかかわらず、話合いができずに地域の意見をまとめるのにも難航したそうです

それが公民館が完成したことで、遅れはしたものの地域の復興に向けてやっとスタートすることができた、というお話を伺っています。それを裏付けるかのように、公民館を中心とした活動も増えており、ある地域では震災前の倍近くになったという話も耳にしています。その理由として、震災後、地域活動ができなくなったことで、あらためて地域活動が持つ意味やその大切さを考え直すいいきっかけになったのではないか、と考えているようです。
 
震災当時の地域の様子や、震災以前の活気ある街や公民館の様子を、多くの写真で見ることができました。
また、JTI財団の皆さまから地域の皆さまへカウベルが贈られました。本来、カウベルはアルプス地方などの広い牧草地で牛などの家畜を放牧する際に首につけ、その音色を辿って所在を探すことを目的として用いられるものですが、JTI財団本部があるスイスでは、カウベルは幸せを呼びこむ縁起物として飾る風習があるそうで、公民館にさらなる幸せが舞い込むよう願いを込め贈呈されました。
幸せを呼び込む「カウベル」を受け取る各公民館館長。

しかし、明るい話だけではありません。少子高齢化や過疎化など、震災前から地域が抱えていた問題も依然として根深く残っており、それらが震災により引き起こされた問題と複雑に絡み合い、解決が難しくなっているという課題も伺っています。それだけでなく、自治会もダメージを受け活動費用が不足している中でのご苦労や、あらたな都市計画が進む中で公民館建設のための用地取得の難しさなども伺っており、今後の問題解決への道のりは平坦ではありません

     
しかしながら、数々の支援活動を通じ、人が力を合わせることで生まれる強さを私たちは目にしてきました。公民館が地域の拠り所となり、地域の皆が集まり力を合わせることで、こうした問題もきっと乗り越えることができると信じております。地域の皆さまがさまざまな課題や問題を乗り越えるお力になれるよう、国境なき子どもたち(KnK)はこれからも活動を続けてまいります。変わらぬご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

   

中・長期的に活動を継続していけるよう、皆さまからのご寄付をどうぞよろしくお願いいたします。
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