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地域の皆さまをご招待!!子どもたちの夏祭り

 

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2015/08/30
報告:「走る! KnK子どもセンター」  畠山 理恵、菅野 洋子

 

ジャパン・プラットフォーム 助成事業

夏休みも近づいた2015年7月後半、
子どもセンターの運行場所である岩手県陸前高田市の竹駒小学校仮設団地と滝の里仮設団地の2ヵ所で、子どもたちが地域の皆さまをご招待して夏祭りを開催しました。

 

「走る! KnK子どもセンター」も、お祭り仕様で登場〜!
 
「走る! KnK子どもセンター」では平日放課後の子どもの居場所作りの活動に加え、地域の方々による子どもの見守りのきっかけとなるよう、子どもセンター利用者と地域の方々との交流会を開催しています。いつもは地域の方々に先生役をお願いし、郷土料理などを教えていただきますが、今回は「地域のために自分も何かしたい」という子どもたちの声を受け、夏祭りの計画から周知、当日の係まで子どもたち自らが担当し、皆さまをおもてなしする内容となりました。

夏祭りの計画は6月後半から始まりました。出店する屋台のアイディアではかき氷やわたあめなど、夏祭りの定番メニューが次々と提案されました。屋台の担当を決め、ポスターや招待状の作成、屋台の看板作りに移りました。このお祭り専用のお金「子どもチケット」や、ポスター・看板も立派なものができました。


「KnKの『n』って、こう?」「うん!・・・あれ?なんか変だね。」

「カタカナだってもう書けるよ!」フランクフルトと闘う男の子
低学年の子は、新聞にテープを巻きつけた輪投げ作りに一生懸命取り組みました。頭につけるねじりハチマキ代わりの輪っかも作り、気合い十分です。招待状は仮設住宅の一軒ずつに子どもたちが「ぜひ来てください」と直接ご案内しながら配りました。

そして迎えた当日、まずは7月18日(土)竹駒小仮設団地での開催。台風の影響で前日まで降っていた雨は上がりました。中学生もお手伝いに来てくれました。14時30分頃から招待状を持った方々が少しずつ集まり、屋台開始です!


60本のバナナと闘いながら作り上げたチョコバナナは絶品!

1年生もお兄さんお姉さんの力を借りながら準備しました!

子どもたちの見事な腕前に地域の方も思わず拍手〜★

目の前には山のようなポップコーン!夢の光景です

午後から気温が上がり、かき氷が大人気でした!かき氷担当の子どもは休みなくかき氷を作り、振舞っていました。輪投げやヨーヨーでは地域の方も「せっかくだから挑戦してみようかしら」と子どもたちと一緒に楽しむ様子が見られました。やきそばやバーベキューは中学生が中心となって焼いていました。「チョコバナナいかがですか?」と元気に声を掛けたり、もっと仮設団地の皆さまに来てもらいたいと自治会からお借りした拡声器で「夏祭りやってるよ〜。やきそばやかき氷あるよ〜」と積極的に仮設団地を回って呼び掛ける6年生の姿もありました。

屋台を飛び出して、作ったものをおふるまい!

地域の皆さんと一緒に焼肉も楽しみました!

ぷりっぷりのイカ・エビ・ホタテ!!

さすがは海街のバーベキューです★
夕方には全ての屋台が一段落し、夜の焼肉タイムです。ここでも中学生や6年生の女の子たちが一生懸命焼いてくれました。地域の方や保護者の方など20名ほどが参加くださり、大盛況に終わりました。

続く7月24日(金)は滝の里仮設団地で開催しました。テント張りやヨーヨー作りをさっそく開始する子どもたち。バーベキューエリアには野球部の男の子たち、かき氷機の屋台ではボランティアで来てくれた中学生の女の子が、小学生たちと一緒にお祭りを盛り上げていました。 雨上がり後で客足が心配されましたが、いつも地域交流会に参加してくださる方や、子どもセンターを利用している子どもの親戚の方々もいらっしゃいました。地域の方へ積極的に自分のブースで作ったものを振舞ったり、美味しそうにわたあめを頬張り休憩している様子が見られました。夕方からの焼肉では、沿岸ならではのホタテやエビなども焼いて食べました。昼間から盛りだくさんで、子どもたちも「お腹いっぱーい」と大満足、たくさん働き達成感に満ちた様子も感じました。


滝の里仮設団地の皆さんもたくさんお越しくださいました

日ごろお世話になっている皆さんのために、愛を込めて!

自分よりも大きな機械で綿あめを作ります

子どもたちお手製の輪投げに挑戦!

後日、雨で延期になったスイカ割りをしました。小中学生だけではなく保育園に通う小さいお友だちも参加しました。小学生以上は目隠しをして、中学生はスイカまでの距離を伸ばすなど難易度を上げました。見ている子どもたちは挑戦者の周りで「右右!!左!!」など元気よく声を掛けたり、中には全然関係ない場所で「そこだー!!いけー」とイタズラな笑みを浮かべていた子もいました。見事割れたスイカは、地域の方や保護者の方と一緒にいただきました。

その後は保護者の見守りのもと、たくさんの花火を時間いっぱい楽しみました。線香花火では「すごいよ!○秒できたよ!」とスタッフに教えてくれた子もいました。最後は吹き出し花火で夏祭りを締めくくりました。パンパンッと音が鳴るものや綺麗に吹き出す花火に「おぉ〜」という歓声が響きました。

竹駒小、滝の里、どちらも「子どもたちが主催する夏祭り」というコンセプトのもと、普段お世話になっている地域の方々をご招待しておもてなしをし、自分たちも楽しむ様子が随所で見られました。地域の方々と交流する姿や、子どもたち自身が企画や運営に積極的に取り組む姿を見せたことを嬉しく思います。今回の経験が子どもたちの今後の成長に役立ち、地域の方と子どもたちの交流がさらに深まるきっかけになればと願います。

     

この活動は 認定NPO法人ジャパン・プラットフォームのご支援と
陸前高田市復興支援連絡会の皆さま、カリタス釜石のご協力
により実現できました


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