2014/12/19
報告:「走る! KnK子どもセンター」畠山 理恵、菅野 洋子 |
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2014年12月1日(月)、岩手県陸前高田市竹駒小学校前で運行している「走る! KnK子どもセンター」の中では、小学生たちが放課後、いつものように宿題をして いました。そこへ、なんとステキなお客様が! 国境なき子どもたち(KnK)を通じて東北の子どもたちを ご支援くださっている埼玉西武ライオンズの栗山巧選手と、埼玉西武ライオンズOBの星秀和選手が「走る! KnK子どもセンター」を訪問 くださいました。
栗山選手は今シーズン、ジャスト・ギビング・ジャパンを通じて「得点を挙げるごとに一万円を寄付」することにより、KnKの東北における活動をご支援くださっています。ご寄付にとどまらず、現地で直接子どもたちを応援したいというご希望により、今回の東北ご訪問が実現しました。
「こんにちは!」と子どもセンターの中へ突然入って来たユニフォーム姿の栗山選手を見て驚き、恥ずかしがりながらも「こんにちは!」と返す子どもたち。栗山選手と星選手は子どもセンターの普段の様子をご見学され、子どもたちに話しかけてくださいました。その後はみんなで竹駒小学校の体育館へ移動し、交流会を開催しました。
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「ようこそ 栗山選手!!」 テレビで見ていた栗山選手の登場に、子どもたちは大興奮! |
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小学生の部では、今回体育館を使用させていただいた竹駒小学校に通う子どもたちや、気仙小学校の野球部の子どもたちが集まり、栗山選手や星選手とキャッチボールやドッジボール、鬼ごっこをしました。キャッチボールでは野球少年たちが真剣な表情でボールを受けていました。ドッジボールは栗山選手チームと星選手チームに分かれての対決となりました。小学校高学年が投げるボールの速さに選手のお2人も驚き、両者一歩も引かない白熱の戦いとなりました。また栗山選手への質問コーナーでは「好きな人はいますか?」という小学生らしい質問や、野球についての率直な質問など、笑顔が溢れていました。終わりに、参加した小学生から感謝の気持ちを込めた手作りのメダルをプレゼントしました。
野球についての素朴な疑問からプライベートまで ―― どんな質問にも丁寧にお答えくださいました!
栗山選手、星選手も戦いに参戦! 大人気の選手お二人は、子どもたちに狙われ走り続けていました〜
感謝を込めて――
子どもたちからメダルをプレゼント |
栗山選手からはサプライズでサインのプレゼントが!
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中学生の部では、子どもセンターを利用している気仙中学校、高田第一中学校の子どもたち、そして高田第一中学校野球部の子どもたちが集まりました。まずは野球部の子どもたちが選手お二人とキャッチボールをしました。アドバイスをいただいて子どもたちのモチベーションはさらに上がり、一投一投真剣に投げていました。その後、子どもたちに栗山選手や星選手と何をしたいか聞いたところ、なんと「バスケットボールがしたい!」というリクエストが。そんなむちゃぶりにも快く対応していただき、栗山選手チーム星選手チームにわかれて試合が始まりました。子どもたちのいきいきした姿に、スタッフも応援の声を張り上げました。
試合後はじゃんけん大会となり、勝者にはなんと栗山選手ご本人の野球帽のプレゼントが!中学生の質問コーナーでは、「ライオンズの良いところはどんなところですか?」という真面目な質問に真摯に答えてくださる栗山選手の姿が印象的でした。また、「A君はどうなの?」と栗山選手が質問した子どもに話題をふって笑わせる場面もありました。
夢に向かって歩み出す子どもたちへ。 ご自分の体験を語り、激励の言葉を届けてくださいました。 |
楽しい時間はあっと言う間に過ぎてしまいましたが、子どもたちは一緒に身体を動かしたり、質問したりと、この交流を通じて多くの貴重な体験をさせていただきました。栗山選手がお帰りになった後もサインを眺め続けたり、栗山選手や星選手との会話をスタッフに嬉しそうに話したりと、興奮冷めやらぬ子どもたちの笑顔を見ることができました。
復興が進むとはいえ、子どもたちが安心して過ごせる場所や、思い切り身体を動かせる場所はまだまだ少なく、私たちスタッフは何ができるのか常に考えながら活動しています。 同時に、この場所で成長している子どもたちの強さに、スタッフが驚かされることもしばしばあります。今回、栗山選手の激励の言葉に子どもたち一人一人感じることがあったことと思います。支援してくださる温かい気持ちが毎日の活力になっています。「走る! KnK子どもセンター」 は子どもたちが安心して過ごせる場所のひとつとして、そして子どもたちが前を向き、日々成長していく姿を見守る場所でありたいと願っています。
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<この活動は 埼玉西武ライオンズ栗山巧選手のご支援により実現いたしました>
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